金属線材などを溶融、噴射、溶着させる金属溶射は、摩耗部品の肉盛復元などに利用され、耐摩耗、耐熱、耐蝕性を高めます。溶接肉盛に比べて、短時間に、均一かつ滑らかな表面仕上げができ、また経済的です。一般部品の金属肉盛から、鉄、ニッケル、クロムなどの溶射まで、お客様のあらゆるご要望にお応えできるよう、最新鋭の米国製溶射機などを下松工場に設置しています。

作業プロセス

 

 

プラズマ溶射(STK-1000シリーズ)

プラズマ溶射では、セラミックなどの高融点の粉末状の溶射材料を20,000℃以上のプラズマジェット中で溶融し、音速の2〜3 倍といわれるジェットスピードで素材に吹き付けて溶射皮膜を形成します。
溶射材料は高温で完全に溶融状態となり、 粒子間および粒子と素材との間で強い結合力を得ることができます。

 
商品名 種別
STK-1101 グレイアルミナ
STK-1113 アルミナ・チタニア(1)
STK-1140 アルミナ・チタニア(2)
STK-1201 チタニア
STK-1105 ホワイトアルミナ
STK-1301 クロミア
STK-1306 純クロミア
STK-1355 アルミナ・クロミア

 

超音速ガス溶射(STK-MSシリーズ)

従来のガス溶射法と比較して、大量の酸素と燃焼ガスを使用して超音速のフレームを発生させる溶射施工法です。
これによって高密着力、低気孔率のタングステンカーバイド・コーティングが可能です。
工業用硬質クロムめっきの耐摩耗性では対応できない製品について超音速ガス溶射の施工をお勧めします

 

商品名

MS221

MS331

MS517

MS923

粉末組成(wt%)

WC-12%Co

WC-14%CoCr

Cr3C225%NiCr

WC-27%NiCr

仕上粗度(Ra)

4〜7

4〜7

4〜7

4〜7

実用膜厚(μm)

20〜300

20〜250

20〜200

20〜250

使用限界温度(℃)

540

540

950

540

硬度(Hv100)

1050〜1150

950〜1050

700〜800

1000〜1100

比重

12.5〜13.5

13.8〜14.2

6.2〜6.4

9.8〜10.4

密着力(kgf/cm2)

700以上

700以上

700以上

700以上

 

金属ワイヤー溶射

アセチレン炎を熱源として金属・合金の線材を溶融して製品に溶射皮膜を形成するプロセスです。摩耗・腐食等により欠損した箇所の寸法復元を低コストで実現できます。10mm 程度の寸法復元できる材料もあります。また、修理に限らず製品の一部に異種金属を簡便にコーティングする技術でもあります。

 
線材種類  
現在、当社では以下の材料の金属ワイヤー溶射を施工しています.
SUS304
SUS316
SUS420J2
モリブデン
ニッケル
アルミニウム
アルミニウム・ブロンズ合金
 

 

 

お客様が希望される仕様をもとに、当社の技術スタッフが多くの金属溶射方法の中から、技術検討をした上で、「最適な表面仕上げ方案」を提案いたします。